トップ > 測定機器 > 本当に検電できているのか?|検電器の原理
a

検電器を使用する際の注意点

検電器を現場で使用する際の注意点。 よく現場でボールペンサイズの検電器を使用することがあるかと思います。簡単に電圧のあるなしを確認できるので便利ですが、測定原理を理解していないと電圧が乗ってきていないから大丈夫と勘違いしてしまいそうです。

今回メモしておきたいことは

  • 検電できない回路がある

ということ。

確実に検電するのであれば、テスターで対地間と線間の電圧を確認するのが確実である。(低圧であれば) ※高圧の回路は適切な検電器を使用しないといけない。

検電器で検電できない場面

  • 接地側の電線

    コンセント回路のマイナス側など

  • 接地されていないフローティング回路

  • シールドされたケーブル

  • 直流回路

    ※検電器の機種による

検電器の測定原理

検電器を持った手を通して、ごく僅かな電流を対地間に流し、その電流を増幅することで音や光として発信している。そのため接地されている側の電線(対地間の電位差がない)や接地されていない回路(対地間の電位差が一定でない)では検出できない。

a

検電器の等価回路

b

引用元リンク

作成日:2024/04/17
更新日:2024/04/17